6月6日(木) 日本三大文殊のひとつ文殊仙寺は国東半島の文殊山の中腹にある。今日はこの文殊山のようすです。
もともとは磨崖仏をぜひ見たいと思い久住山の帰路計画に組み入れ、欲を出して文殊山にも登ってみようと思い立った。
駐車場に1時前に着いて準備して階段を上って仁王門に着くと若いお坊さんが二人(一人は副住職) 文殊山までの時間を聞くと50分もあればと言う。下調べでは谷筋のコースで60分とあったので、このコースならば登ってこれると踏んで歩き出した。それが登山対象の山ではないらしく、若干の踏み跡はあるが倒木もそのままだし最近の足跡もない。それでも清滝観音の分岐までは順調だったが、ここが谷筋の詰まりで山頂まで60分とある。どこの山でも同じだがこういう場所は急登です。ここは植林された杉林で道が定かでない。先を見ると赤いテープが見える・・・そして下を確認すると踏み跡も見つけられたし、場所によってはロープも設えてあった。
悪戦苦闘が続き家内は何度もギブアップのサイン。ともかく尾根までと叱咤し、たどり着くと ”山頂まで10分”。しかし家内はもう動かなかった。
下山は膝に不安を抱える家内に合わせても本当に軽いものでした。それでも最後にある登り返しには力尽き果てていました。
この山(この辺の山)は、案外低木の常緑樹と落葉樹が半々の樹林です。そして谷筋と言うのに乾燥していますね。谷川にも表面水はない(伏流しているようです)
下草がほとんど生えていないし、したがって草花も見当たりませんね。そんな中でクズによく似たつる性の成長過程の植物をたくさん見かけた。なんでしょうか?
(山頂には、ウツギがたくさん咲いていたし、スイカズラも見かけた)
下山後住職とお話しすることが出来ました。少し喜捨をして記帳してきました。
自称日本三大文殊がたくさんあるようですが、本来は当峨眉山文殊仙寺、安倍文殊院、天橋山智恩寺だそうです。
この文殊仙寺にはいくつかの歴史的に貴重なもの・仁王像などがあるそうです。
国東半島の観光について、下調べはしていったものの現地の情報を得るべく、まずは情緒ある街で有名な杵築市の観光案内所へ。熊野磨崖仏のほかに推奨の磨崖仏や文殊仙寺への道路情報を訪ねるも何とも頓珍漢な案内であった。
次は目当ての熊野磨崖仏へ。
(道を間違え貴重な時間をロス。その後教えてもらったお寺は的外れで、またもや
時間ロスでした。)
あとで頂いたパンフレットを見ると文殊仙寺への途中にあった天念寺には川中不動という素晴らしい磨崖仏があると載っていた。観光案内所でも途中で道や磨崖仏のことを尋ねたお爺さんも・・・しまった!!
このアングルがお気に入り
ふくふくしい親しみやすい
お姿に見えませんか
今にも声が掛かってきそう!
さてさて失敗談。
今日は昼ご飯を用意せずにドライブしている。山間を走ることが多いがラーメン屋とかコンビニぐらいはあるものと気楽に走っているが、一向にそれらしいものに出会わない。とりあえず持ち合わせのビスケットなどで飢えをしのんでいるうちに文殊仙寺への山道分岐へ。ところが今度は山登りだから飲み水が欲しいが自動販売機が見つからない。何キロか先の賑やかそうな集落でようやく飲み物ゲットでした。
もう一つ。
前日・前々日は山登りのため朝早出だから宿の朝食用意には頼れないし、お昼のおにぎりもいる。高原地帯のドライブばっかりだからコンビニもスーパーもない。
途中で訪ねても宿に電話してもどこそこの町まで出ないとありませんと。閉口しましたね。早めに宿についてなんてとんでもなかったです。