5月11日 クマガイソウ、ヤマシャクヤク、シロヤシオが同時に楽しめると言う簗谷山に
行ってきた。
例年は5月中旬が見ごろと聞いていたが、調べてみると今年はGW中で見ごろ
を迎えているらしい。それで台風前のこの日急遽出かけることにした。
クマガイソウとヤマシャクヤク
今日が最後のチャンスだったかもしれない。まだまだ沢山の花に出会えられ幸運でした。
GW後の月曜日なので登山者は少ないだろうとの予測に反し(時間も10時を過ぎていたためか)駐車場は満杯でした。林道にはみ出して駐車し出発です。
案内板を確認しスタートするとすぐにルートの分岐点。
登りを短い”ぶなの木ルート”を選んだが皆さんは花の多い南尾根を登ると後で知った。
このルートにもクマガイソウが若干自生しているそうだが見逃した。間もなくヤマシャクヤクをかなり多く見つけるが花はみんな散っていた。(終わりかけが数株だけ)
このルートを選んで正解だったとでしょう。新緑のブナ林の下を歩くのもこの時期のご褒美、そして途中にはV字オブジェや御嶽山も望めます。山歩きの気分を満喫しました。
山頂からの展望は非常によく、北東には日本アルプスの山やま山・木曽駒や南アルプスの山々に続き南の恵那山までと案内板にはあるが、この日のお天気ではすっきりとは見えなかった。残念でした。
日当たりのいい山頂で展望を楽しむやらゆっくり食事で1時間ほどいて下山。南尾根ルートから登って来た人たちは、お花たちを絶賛・・・期待を膨らませて足も軽い。
最初はわりあい歩き易い緩やかな登山道。これは膝にも負担が軽くて済みそうだ。おまけにミツバツツジとシロヤシロが目を楽ませてくれる。その内急坂のジグザグ道となり慎重になった。すると左側の谷にヤマシャクヤクが見える。一旦その谷に出会うまで登山道を下り、そこから伏流水で水の枯れた谷をもぼり返して写真撮りに夢中に。(ヤマシャクヤクの群生地”小鹿のなみ”だと勘違いしていた)
登り始めの場所と違いまだまだ元気なヤマシャクをたくさん堪能し満足も満足。
下りにかかると・・・・・・・・・
さらに若干下りると小さな滝が・・・”小鹿のなみだ”とある。この場所こそがヤマシャクヤクの群生地として紹介されている場所のはず。
ありました。滝の少ない水が登山道の下を流れ、すぐに伏流水になった谷にたくさん群生しています。またまた下りて行って鑑賞・・・新緑で日差しが少ない谷間に段々に群生を成している。趣が抜群です。いいなぁぁぁ!!の連発でした。
(群生ではないが登山道わきでヤマシャクヤクをたくさん発見。こういう山初めて)
この後もさらに急坂になってジグザグを繰り返す。しかしもう登山口は近そうだと思ったとたん遠目に見てもクマガイソウの群生地と思われる場所に。やったぁとの気分です。
下山を再開してもう直ぐだねと言い始めると分岐点が見えてきた。
その間にも今年初めて見るギンリョウソウと名前が思い出せない可愛い花を見つけた。
下山して来ると駐車しているのは下山中に会った人たちの2台と小生の車のみ。
車の横に途中でたくさん見かけたテンナンショウの仲間のちょと変わった花があった。
簗谷山は足掛け3年の念願達成でした。最初はシカの食害で花が咲かないという情報で諦め、昨年は事情を忘れたが行けなかった。
帰路は現役時代に一度ドライブで走った馬瀬街道(257号)からせせらぎ街道・パスカル清見に抜ける。途中、明宝湯星館で汗を流しさっぱり、いい気分で帰宅しました。